カルシウムの摂取状況(国民栄養調査より)
日本人は慢性的なカルシウム不足!

カルシウム摂取基準量は、18歳以上の成人女性では1日600mg、妊婦・授乳婦では+300mg、+500mgと決められています。また許容上限摂取量は、2500mgとなっており、ここまで摂取するとカルシウムの取りすぎとなりますが、現状ではなかなかここまで摂取されることは少ないようです。
厚生労働省が行っている平成13年の国民栄養調査で、日本人のカルシウム摂取量を調べてみると、1日600mgを下回っており、最近(平成2年〜平成13年)で見ても600mgを平均で上回った年は一度もありません。こんなに飽食の時代となり、他の栄養素、ミネラルが充足しているのに対して、カルシウムだけが不足している状況が続いています。

平成13年カルシウム摂取量


「健康日本21」でもカルシウムの摂取量増加を目標に!

健康寿命を延ばすために2010年度を目処として「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を厚生労働省、地方自治体が展開しています。具体的な目標が提示されてそれに向けて健康づくり運動を総合的かつ効果的に推進することを目的としています。栄養、運動、休養、たばこ、アルコール、歯の健康、糖尿病、循環器病、がんの9分野が設定されています。「栄養」の中の1つの項目に「カルシウムに富む食品の摂取量の増加」が記載され、乳製品はもちろんのこと、乳製品以外でカルシウムを多く含む豆類、緑黄色野菜ももう少し多く食べることで、カルシウム不足の解消をうたっています。


設定された理由は、平成9年国民栄養調査で、カルシウムがどの食品群から摂取しているか調査したところ、牛乳・乳製品、豆類、緑黄色野菜が寄与している度合いが高いことが分かりました。そこで、これらの食品からカルシウムを600mg摂取するために必要な摂取量を計算したところ、牛乳・乳製品130g、豆類100g、緑黄色野菜120g以上となり、これが目標値となりました。
調査した平成9年の結果では、牛乳・乳製品107g、豆類76g、緑黄色野菜98gで、いずれの食品群も不足していました。平成13年(2001年)国民栄養調査でも年代、栄養素によっては、不足していることが分かります。このように摂取している食品群の調査からも未だにカルシウム不足が見られます。

国民栄養調査



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