60代です。リウマチの疑いがあるのですが、将来的に骨粗しょう症になりやすいでしょうか?
本当にリウマチであれば、骨粗しょう症になりやすいという面はあります。リウマチ自体は局所的に関節を壊してしまう病気なのですが、血液の中に骨からカルシウムを溶かし出す作用を持つサイトカインが増えており、骨を壊す破骨細胞を増やしたり機能を活性化したりしています。また骨芽細胞による通常の骨形成にも悪い影響を与えることもわかっています。さらにリウマチの治療時に用いられるグルココルチコイド(プレドニン)あるいはメソトレキセートという薬を多量に使うと、骨代謝が阻害されて骨粗しょう症になりやすいことがわかっています。リウマチの疑いという程度であれば、現時点ではそれほど心配することはないかもしれませんが、まずは本当にリウマチであるのかないのか、きちんと診断していただく必要があります。そして現在の骨量あるいは骨の状態がどのようになっているかを調べてみてはいかがでしょうか。
( 監修 / 和田誠基先生:城西国際大学薬学部臨床医学講座 )