60代の母が突然腰痛を訴え、整形外科で骨粗しょう症と診断されました。その後、マッサージと注射を受け約3ヵ月経過していますが、全く痛みが治まりません。このままの状態で続けていてよいのでしょうか?
骨粗しょう症に伴う突然の腰痛の原因のほとんどは、脊椎(せきつい)椎体(ついたい)の圧迫骨折によります。この場合には痛みをとるために、カルシトニン製剤の注射が有効です。マッサージは痛みを和らげるのに多少の効果があると思われます。さて、多くの場合は3ヵ月以内に痛みが軽快します。私の経験では、全く痛みが治まらない場合は骨粗しょう症以外の病気も考えなければなりませんので、再度詳しく診察・検査をし、治療方針を立て直すことになります。
このご質問のように「約3ヵ月経過しても全く痛みが治まらない」のであれば、一度、主治医の先生に、痛みを除く方法として別の治療法の有無などについてお聞きになってみてはいかがでしょう。お聞きになるときは予め、「治療前と全く痛みが変わらないのか、それとも、少しは軽減されたがそれでもかなり痛みがひどいのか」など、痛みのレベルと経緯をご自分なりに整理しておくことをお薦めします。診療を受ける際にご自分の状況を的確に説明し希望を伝えることは、とても大切なことです。
( 監修 / 林先生:東京都リハビリテーション病院院長 )