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骨と体のQ&A
質問
今年50才になります。閉経もあり、骨密度の測定をしたところYAM70%で今年の3月からビスホスホネート製剤を服用しています。4ヶ月たち、再度骨密度を測定したところ67%に落ちていました。ビスホスホネート製剤を服用していても減量したことにショックです。カルシウムとビタミンDはサプリメントでとっていましたが、活性型ビタミンDを処方してもらいました。骨量の減少に歯止めがかからないのではないかと不安です。
答え
閉経を迎えられたとは言え、50歳と比較的若いにも拘わらず骨密度が健常な若年成人に比べて70%と骨粗しょう症と診断される境界線上の値を示していたことに驚かれ、さらに現在用いることの出来る骨粗しょう症治療薬の中では最も効果的とされているビスホスホネ―ト内服後4ヶ月目の骨密度が若い人の67%とさらに低下していることに再度驚かれたようです。
どのようなタイプの骨密度測定装置で計測されたかは分かりませんが、一般的に骨密度測定装置は測定する度に骨密度値が3%程度の違いを生じます。したがって、薬内服4ヵ月後に骨密度が67%になっていたのは本当に骨密度値が低下していたのか測定毎のばらつきで低下したように見えるだけなのかは分かりません。しかし、2回の計測値から質問者の方はぎりぎり骨粗しょう症と診断できるほど骨密度が低く、現在の年齢と将来の骨折し易さから考えて骨を強くする薬物療法は必須であることが確認できたと考えます。50歳前後の女性では女性ホルモンの分泌量が減り始め、それと共に骨が弱くなりがちとなります。今まで骨密度値が低下傾向にあるところにビスホスホネートを4ヶ月間投与してもまだ骨の破壊が阻止されたところで、骨の形成が進んでいない状態のため骨密度値の増加が認められないのかもしれません。測定ごとに見られる骨密度値のブレを見込んで、それ以上に骨密度値が増える状態を捉えるためには1年間ぐらいの薬物療法の効果を待たなければなりません。
また、いくら有効なビスホスホネートを内服しても運動したり、ビタミンDを体内で増やしたり、カルシウムを摂取しない限りビスホスホネートは効果を現わさないことが分かっていますので、この度新たにカルシウムをサプリメントで摂り、活性型ビタミンDを追加していただいていますので今後の骨密度値は期待できると考えます。
( 監修 / 林先生:東京都リハビリテーション病院院長 )
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