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骨と体のQ&A
質問
ある市民公開講座で骨粗しょう症について内科の先生が、最近はビタミンDとカルシウム剤の併用はしなくなってきていると講演中にお話があり、そのように理解もしていましたが、ホームページなどを検索してもヒットしないようですが、私の聞き間違いでしょうか?
答え
結論から申しますと、聞き間違えではありません。骨粗しょう症の治療薬については24年前に活性型ビタミンDが医療機関で使えるようになり、骨粗しょう症に対する本格的な薬物療法が始まりました。その後、カルシトニン、ビタミンK、エチドロネートなどが使えるようになり、さらに21世紀になって多くの症例について高い効果が認められたビスホスホネート製剤や塩酸ラロキシフェンが登場してきました。このことから、ビタミンDとカルシウム剤の併用といった従来の処方はしなくなったと講演中で述べられたのだろうと推察します。
とはいうものの、活性型ビタミンDに加えてカルシウム剤を処方する先生方も相当おられます。なぜなら、活性型ビタミンD製剤は副作用が少なく、加齢によって骨量を大きく低下させないで維持する程度の効果で十分といった場合に処方されるからです。また、活性型ビタミンDには筋力を強くして転びにくくするといった作用のあることが最近判明してきましたことからも、80歳近くであまり日光に当たらない、日活動的であるといった骨粗しょう症患者さんに対して骨を今以上に弱くさせない、転倒させないといった目的で処方されます。
( 監修 / 林先生:東京都リハビリテーション病院院長 )
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