リッチボーン 骨と関節の情報サイト
リッチボーントップ
骨と体のQ&A
質問
21歳の女子大学生です。運動部に所属しています。最近、運動をした後、左足の膝と腿の裏側が少し痛く、柔軟をしても、左だけできません。近くの整形外科で、MRIで診てもらうと、半月板の異状は見られなく、「一番体重のかかる場所の軟骨が磨り減っている。」といわれました。画像では、確かに他の部分と比べて軟骨の白色が少し薄く見えました。炎症を抑える飲み薬をもらい、次からは保護するために注射を打ちましょうと言われましたが、する気になれません。若年でも有り得ることなのでしょうか。また、注射をしたらずっとそれに頼らなくてはならない気がします。しなければならないのですか。
答え
若い人の関節軟骨は適度な負担をかけてやると強く厚くなりますが、負担を過剰にかけすぎると逆に関節軟骨が磨り減って薄くなり、その分だけ関節の安定性が損なわれて痛みが生じます。オーバーな運動練習をし過ぎたのかもしれません。若い人の関節軟骨であれば、膝に対して安静気味の生活をしていますと関節軟骨は自分で再生し、磨耗した分を修復してしまいます。変形性膝関節症という病気の膝関節内にヒアルロン酸という関節液と同じ成分の薬を注入しますと軟骨の修復が早まり、また痛みも減少することが証明されていますので、先生が関節内注射を勧められたものと考えます。関節内注射は5回ぐらいで終了することが多く、この注射は炎症を抑えて痛みも軽くすることがわかっています。関節を安静気味にすることと、肥満気味であれば痩せること、そして膝関節を動かす大腿四頭筋を強くしておくことが早く関節の痛みを治して再び活躍できるポイントとなります。膝関節を安静気味にするといっても両上肢、良い方の下肢に対しては筋力を落とさないような訓練をしておくこと、そして痛むほうの下肢についても股関節や足関節の周囲筋を強化しておくことはアスリートとして大切です。  
( 監修 / 林先生:東京都リハビリテーション病院院長 )
関連ページ
閉じる