72歳になる母のことですが、代々母の家系は女性の骨粗しょう症がひどく、母自身も閉経が38歳と早く、膝の痛みや腰痛のみならず、たびたび足全体がしびれたり、腫れたりします。それでも、なるべく歩くようには努めているようですが、身長150センチ弱、体重51キロで運動らしいこともできないので、食事に気をつかうようにしているようです。症状を少しでもよくする、あるいは、悪化させない治療はないものでしょうか?運動はどの程度すればよいでしょうか?何科で診察をしていただいたらよいでしょうか?
お母様の家系は代々骨粗しょう症に罹っておられ、72歳のお母様も閉経が早く、腰に痛みがある、体重が少なく身長が低目といったように骨粗しょう症に罹りやすい条件を揃えておられるようです。お母様には膝の痛みがあったリ、足全体がしびれたり腫れたりする症状もおありのようですが、これらの症状は骨粗しょう症に関係したものではなく、むしろ変形性膝関節症や偽痛風と関係したもののようです。閉経が早い、骨粗しょう症の家系である、体格が華奢であるといった3つの条件が揃えば骨が弱くなる、またはなっている可能性が十分に考えられますが、これら遺伝的要素に基づく骨粗しょう症は日常生活を工夫することによって十分に克服できる程度のものであることが分かっています。すなわち、遺伝的素因は不利であるとしてもあまり強く病気発病に関わりませんので、自分に対する良い警告である程度に受け取っていただき、毎日の30分間以上の散歩、骨惜しみをしない活動的な家事仕事、時々日光に当たる、カルシウムやビタミンDを多く含んだ食事を欠かさないといった日常生活に心がけてください。散歩などの運動は多くすればするほど効果的ですが、転ばないようにもしてください。骨粗しょう症に加えて膝の痛みもあるようですので、整形外科の先生に合わせて診て頂いてはいかがでしょうか。
( 監修 / 林先生:東京都リハビリテーション病院院長 )