変形性膝関節症の治療にヒアルロン酸の注射が有効だとよく聞きますが、膝がどのような状態の時に注射すれば効果的なのでしょうか。現在、初期といわれ、歩行等にいつも痛みを感じますが、耐えられないほどではありません。また、ヒアルロン酸の注射は、注射後どのくらいの期間効果があるのでしょうか。
医療機関で関節内に注射されるヒアルロン酸については関節のすべりを良くし、炎症を抑え、関節の軟骨を若返らせる、といった3つの作用が確認されています。このことから、関節軟骨が老化などによって、こわばったり、歩いたりした時に痛むといった比較的軽い病気の膝に最も効果があります。この点で、質問者のように、初期で歩行時痛がある膝に注射をして、毎日の活動性をあげることは健康長寿に役立つと思われます。1週間に1回、5週間ぐらい注射をしますと、その後は少なくとも3−4週間痛みが消えたり、軽い変形性膝関節症の場合は半年間、1年間と痛みが消えることがあります。
( 監修 / 林先生:東京都リハビリテーション病院院長 )