骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
20代です。ダイエットは危ないと聞いたのですが、カルシウムをとればだいじょうぶですか?
答え
ダイエットの危険性は単に骨折をおこしやすい骨粗しょう症だけではありません。最近はアイドルにあこがれて無理なダイエットをする10代から20代前半の女性の方が多く、極端な場合には神経性食欲不振症などに陥ったりしています。そういう方々は、骨も確かに心配なのですが、それだけではなく貧血をきたしていたり、生理が不順となっておりきちんと妊娠して子どもさんが産めるかと心配することがあります。
また痩せている方は概ね骨の量が少ないため、特に50代から60代で早期に椎体の骨折をするような方は、若い頃に痩せていたということが多いのです。ピークボーンマス(最大骨量)は20代から30代前半で形成されますが、この頃に痩せていた方は骨量の低下する閉経前後になった時、骨量が骨粗しょう症の危険域に達するのが速いのです。骨粗しょう症を防ぐということに関してはカルシウム摂取が重要ですが、骨はカルシウムだけでできているわけではなく、コラーゲンなどのたんぱく質も重要な役割を担っています。ですから、カルシウムばかりでなく良質のたんぱく質や糖質・脂質をバランスよく摂取することが必要です。
( 監修 / 和田 誠基先生:武蔵藤沢セントラルクリニック 院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai