骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
骨粗しょう症と歯と歯周病について教えてください。よろしくお願いします。
答え
骨も歯もカルシウムが主成分といわれるためか、骨粗しょう症と歯周病に関連があるとお考えになる方が多いようです。どちらも、その原因にさまざまな要因がかかわっています。骨粗しょう症が骨量が減って骨がもろくなる病気であるのに対し、歯周病は文字通り歯の周囲の組織が歯周病菌におかされ、歯を支えきれずに最終的に歯を失ってしまう病気です。したがって歯周病の予防は虫歯同様、歯垢(プラーク)がつかないようにきちんと歯を磨くこと、つまり細菌を寄せ付けないことが第一といえます。ただし、歯を支えているのは、歯槽骨という歯の周りの骨です。歯と歯槽骨は、例えば歯ぎしりなどの場合、60kg以上の力を支えなければなりません。
骨粗しょう症になると、歯槽骨が歯を支えきれず、歯並びが変化してしまうことになります。その結果、噛み合せにまつわる様々な疾患や症状が二次的に起こることも少なくありません。また、骨粗しょう症で歯周病を併発するとその進行が早くなったり、インプラント(人口歯根)などの治療計画にも影響することが少なくありません。そういう意味では、直接ではないにしろ、歯周病と骨粗しょう症との関連は深いということがいえます。
( 監修 / 中原悦夫先生:協立歯科院長 歯学博士 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai