骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
運動をすると、関節の音がします。音がするのは骨をすり減らし、骨の為に良くないと聞きました。それでは、軽い運動も出来ません。骨格矯正をしてもらった時も音がするので怖いといわれました。肩や首も音がします。骨の音は問題がありますか。治るのでしょうか。
答え
関節から発生する異常音については、その発生源の全てが明らかにされているわけではありません。たとえば、指がぽきぽき鳴るのは、靭帯が鞭のようにしなったときに発生する音であるとか、関節内に発生する気体(窒素)のはじける音であるとの説があります。関節からの異常音は、膝関節から聴こえることが多いようです。膝の運動中に、関節内の軟部組織(主として半月板ほか関節包・滑膜など)が関節軟骨(骨にくっついている軟骨)にはさまれたり、関節の外で筋肉や靭帯が骨の隆起を乗り超えて異常音を発生させます。股関節についても関節内と関節外で音が鳴ります。
長期にわたって関節からの音が継続すれば、関節軟骨を傷めたり、関節に水が溜まるような関節炎を起こすことになるでしょう。関節からの異常音が聴こえて痛みを感じる際には、関節の外で発生している音か、関節をいためる様な音かを鑑別するために、是非、整形外科専門医の診察を受けられることをお勧めします。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai