骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
祖母(70歳)が変形性関節炎と診断されました。水が溜まり、はれている状態です。お医者様には適当に歩くようにとの事ですが、このような状態の時、1日どの程度なら歩いても構わないのでしょうか?それともなるべく控えた方がいいのでしょうか??お風呂や椅子を使ったリハビリは痛む時に行っても良いのでしょうか?
答え
膝関節に水が溜まって腫れているとのことですが、医師からは歩くようにといわれているようですので膝関節痛は強くないと考えます。歩くのに支障のない程度の変形性膝関節症であれば歩くことにより太腿の前の筋肉が強くなり、歩くことが病気を治す作用として働きます。しかし、体重が平均体重よりも重い場合は歩くことにより膝の痛みが増してしまうこともありますので、まず最初は体重減少に努め、その後に歩いてください。歩く距離としては1日に8,000歩から10,000歩は歩きたいところです。これは朝からの家の中での家事仕事や庭仕事の合計歩数と考えていただき、朝に万歩計を装着し、夕方10,000歩になっていれば十分です。
風呂にゆっくりと使って膝をあたためる、膝がぐらつかないようにバーつきのサポーターを装着する、医師にお願いして足底板を作るなどリハビリテーションの手法でも痛みは減ります。それ以外に痛むときは椅子に腰をかけて下腿が水平になるまで挙上して数秒間保持するといった大腿四頭筋筋力増強訓練をするのも効果的です。同じ目的の訓練を痛みが強いときには仰向けに休んで下肢を10度くらい数秒間挙上する、全く痛まないときに立位のまま膝を30度ぐらい曲げてしゃがむ、といった方法でもできます。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai