骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
平地を歩く時には全く痛みを感じませんが、階段の昇降時(とくに下り)には膝が痛みます。治療したほうがいいのでしょうか。
答え
膝関節には身体を支える機能があり、そのため日常の様々な姿勢や動きの中で膝にはいつも体重をはじめとした負担がかかっています。例えば、ただ立っているだけで、膝には体重と同じ重さがかかりますが、平らなところを歩くときには体重の2〜3倍、階段昇降時には体重の3〜4倍の力がかかり、ジャンプ動作では5倍以上の力がかかるとも言われています。一方で、膝関節の中には軟骨や半月板といったクッションがあり、膝にかかった負担を吸収しています。さらに膝関節周囲の筋肉は膝関節を支える役目を担っています。したがって、平地の歩行では何ともないが階段昇降時に痛みを感じる場合には、これら軟骨や半月板などの変性の初期や膝関節周囲の筋力の低下が原因の場合が多く、代表的な病気としては変形性膝関節症があります。症状が長く続く場合には専門医での適切な診断、治療を受けることをおすすめします。
( 監修 / 大森 豪先生 : 新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科 教授 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai