骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
2歳1ヵ月の子どもがおり現在まだ授乳中です。先日、市のレディース検診で骨塩量検査(骨粗しょう症検査)を受けました。
検査結果で若年成人平均値、同性同年代平均(現在36歳)の89%ということで要注意と診断がでましたが、医師の説明もありませんでしたのでどの程度の要注意なのかわかりません。この検査結果は授乳中との関係はあるでしょうか?
産後3ヵ月から骨密度は回復していくという記事を見たことがあるのですが、とうに過ぎておりますがこれから断乳後に回復する見込みはありますか?
(まだ断乳までかかりそうです)このままいくと骨粗しょう症になるのではないかと不安になっております。
答え
授乳中の若いお母さんの骨密度値が若年成人女性の平均値の89%ということで心配されているようですが、身長や体重が平均値の10%くらい多い人や少ない人がいるように、骨密度値が10%程度減少していても人による違い、個性位にとらえて余り神経質にならないようにしたいものです。骨密度値が若年成人の50%程度に低下しますと骨折し易くなりますので、医師は安全域を見込んで若年成人の70%以下を骨粗しょう症として治療しています。今、若年成人の10%程度少ない骨密度状態であれば、今後はお子さんの成長と共に増加する日光のもとでの運動で骨密度を増やして下さい。授乳中には食事中のカルシウムを効率よく体内に運び込む作用が働きますので、断乳する必要は全くなく、むしろ食事中のカルシウム摂取量を増やすことにより骨強化を計れる可能性もあります。子育て中は養育ばかりに気を取られ、自分の食事を疎かにしがちですが、カルシウム摂取には十分に留意してください。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai