骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
一年前に人間ドックで、腰部にて骨密度測定をしたところ0.784g/cm2(平方)で、同年代との比較で76.3%、平均の77.5%と言われ、グラフでは要注意枠でした。先日、近所の整形外科にて橈骨(とうこつ)で測定したところ、0.708g/cm2(平方)で、同年代との比較で107%、平均の109%と言われました。グラフを見ても上の方でした。
腰部測定のグラフと橈骨測定のグラフを比較すると単位なども同じなのに、要治療ラインが全然違います。なぜですか。どちらの結果を信じれば良いのでしょうか。
答え
全身の骨格は部位により骨密度が異なり、骨密度測定器の種類によっても測定値が異なります。骨密度値は同じ計測部位・測定器で計測した若い人の平均骨密度値の何%かで表します。質問者の腰椎骨密度は若い人の平均骨密度値の77.5%、橈骨骨密度は109%ですが、この値が診断に用いられます。骨粗しょう症の診断は骨折予防目的ですので、骨密度が低く折れ易い腰椎骨密度は要注意枠と診断されます。ピアニストの橈骨は骨密度が高いですが、腕の骨密度が高いということは腕の骨は折れにくいと捉えてください。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai