骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
左ひざをしっかり曲げて伸ばす際に、異常な音がして、伸ばし切る寸前に、「ごくっ」という音がしないと、力が入らず、しっかりと立っていられない状況になります。「ごくっ」という音がしたのちは、普通の動きができるのですが、その音がしない限り、力が入らないというか、左足の正常な動きができません。なにかの病気で治療したほうが良いのでしょうか。
答え
ひざ関節は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)のつなぎ目で、動くこと(可動性)と支えること(支持性)という2つの機能を有しています。そのために、ひざ関節の中にはクッションの働きをする軟骨や半月板、関節を包み込む関節包、潤滑液となる関節液をつくる滑膜などがあります。ひざの曲げ伸ばしに伴って生ずる音は、これらの構造物が接触したり擦れたりして生ずることが多くほとんどの場合心配はありません。ただし、関節内のどこかに挟み込まれたり(陥頓といいます)、大きく引っかかったりすると痛みを生じたり、曲げ伸ばしが出来なくなることがあります。今回の場合、音だけでなく強い引っかかりがあるようなので、半月板が原因の可能性も考えられます。整形外科の先生の診察を受け、レントゲンやMRIによる検査を受けることをお勧めします。
( 監修 / 大森 豪先生 : 新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科 教授 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai