骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
39歳女性です。市の検診の骨塩定量検査で、YAM85.5%でした。正常域には入っていますが、食生活のカルシウム摂取にも気を使い、軽い運動も行っていたのに、あまり高くない数値が出て不安です。このままでは、高齢になった時骨粗しょう症になる確率は高いでしょうか?
答え
質問されている39歳女性の方は食事、運動に気を使って来られたにも拘わらず、骨塩定量検査で若い人の平均値に比べて85.5%と低かったことから心配されているようです。成人の骨塩量は子どもの成長期にどれだけ多くのカルシウムを摂取したか、運動により骨にカルシウムを蓄えて大人になったか、などで決まります。また、家系的に骨太な体格、華奢な体格などの違いによっても成人での骨塩量が左右されます。20歳頃に最大になった骨塩量をカルシウムの多い食事、軽い運動で維持されて来たのでしょうが、骨塩量が最大値に増加するまでの成長期で骨へのカルシウム貯金が少なかった可能性があります。予想外の結果、骨塩量が85.5%であっても骨塩値は正常範囲内ですし、この値を20〜30年間維持できれば70歳近くになっても骨粗しょう症に罹らずに済みますので、今まで通り、または少し改善した食生活、運動生活を根気よく続け、5年後に再び検査を受けて見てください。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai