骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
膝の自発痛と浮腫感が強いためMRIとレントゲンを撮ったところ、変形性膝関節症だと言われました。少し関節水腫がみられ、軟骨が半分ぐらいになっていました。ベーチェット病の疑いがあるのですが、関係はありますか。
答え
変形性膝関節症は膝関節の経年的な変化により発症し、主な症状は膝関節の疼痛、腫脹、可動域制限です。このうち、膝の痛みは曲げ伸ばしや起立歩行時などの動作時に見られます。一方、ベーチェット病は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部の潰瘍、眼のブドウ膜炎、皮膚症状の4つを主症状とする慢性再発性の炎症性疾患です。副症状の1つとして関節症状があり、膝関節にも腫脹や疼痛といった関節炎を生じます。今回の場合、膝の自発痛があり典型的な変形性膝関節症とは異なる可能性もあります。ベーチェット病の疑いについては、MRIの所見だけで判断することは困難です。先に述べた4つの主症状の有無や血液検査による炎症所見の程度などを参考に診断を進めることが必要です。
( 監修 / 大森 豪先生 : 新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科 教授 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai