骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
健康診査で骨粗しょう症検診がきています。受けようと思いますが、かかとの超音波検査と、胸のX検査とがあります。どちらを選べば良いのか分かりません。50代が初めて受けるならどちらが良いのでしょうか?
答え
骨粗しょう症検診でかかとの超音波検査と胸のX検査とのいずれかを選べるため、迷っておられるようです。胸のX線検査による骨粗しょう症検診は背骨について骨量が減ったり背骨が潰れたりする程度を調べる検診であると推測します。X線像で背骨の潰れ具合を判定するのは容易ですが、骨量の減り具合を調べるのは難しく、正常と著しく骨量が減少している状態の中間のX線像の判定は困難です。その点、かかとの超音波検査では正常から著しく骨量が減少している状態までを数字で表されますので、骨量の減っている程度は分かり易いです。また、超音波検査法は放射線を使いませんので妊婦や成長期の青少年が検査を受けても無害という点で有用です。しかし、骨粗しょう症では最初の症状が背骨に現われることが多く、かかとの骨には症状が現れません。このことから、かかとの超音波検査と胸のX線検査とは一長一短ありますが、質問されている50歳代の方のように70歳以下と比較的若い人では超音波検査を、70歳以上で背骨が潰れていそうならば胸のX線検査を受けられては如何かと思います。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai