骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
現在、ヘルニアで、運動もできない状態です。骨の健康のためにできることとして、毎日の食事でできるだけカルシウムを摂るように心がけていますが、乳製品はアレルギーのため少量しかとれていません。このような状況でも23才からでも骨量は増やせますか?
答え
質問されている方は23歳と若いため、今からの食事療法は高齢になってから骨粗しょう症に罹るか罹らないかの分岐点として重要です。というのは、学校給食などで栄養が満たされている学童・生徒の年代とは異なり、自立生活に入る20歳代以降では家事や仕事が多忙となり、将来の健康を考えて食事に配慮するゆとりがなくなるからです。そのため、青壮年者の平均的なカルシウム摂取量は著しく低く、将来の骨への影響が心配されています。23歳からでも可能な限り食事、日光浴、運動に心懸けますと骨量を増やすのに遅くはありません。牛乳アレルギーでも少量は摂れる様ですので、少量でも牛乳・ヨーグルト・チーズを摂って、さらに小魚や海草、緑黄色野菜、豆製品、ゴマなどカルシウムの多い食品を沢山摂って下さい。また、椎間板ヘルニアでも立っている時間を長くする、軽く散歩をするなど特別な運動をしなくても活動的な毎日を送り、さらに十分な日光浴でビタミンDを増やしますと骨は強くなります。まだ若い年齢ですので、これから努力と工夫を重ねて長い人生に役立つ骨作りに努めて下さい。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai