骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
75歳のパーキンソン病の持病のある主人のことでお聞きします。5ヵ月ほど前に第2腰椎圧迫骨折になり、在宅で安静にしてとの主治医の判断で様子を見ております。もともと骨粗しょう症で、背中がかなりまるく、なかなか思うように第2腰椎が癒合できておらず、腰椎後方固定術をと勧められますが、決心がつきません。後方固定をすると、仰向けに寝ることが出来ないと聞きますが、主人は仰向けでないと寝にくいようです。本当に本人にとって後方固定術しか方法がないのでしょうか。
答え
男性の方でもパーキンソン病に罹り75歳と高齢になり活動量が減りますと骨粗しょう症に伴う骨折を生じ易くなります。第2腰椎骨折後5ヵ月間経っても骨が癒合せず、背中が丸くなっておられる様です。パーキンソン病では筋肉がバランスよく働かないため、骨折した骨の癒合が遅れがちとなります。腰椎骨折後に数ヵ月経過しても腰を動かしたり体重をかける度に強い腰痛を覚える場合には痛みにより体を動かさなくなり、体力低下やストレスによって様々な病気を発症させ易くなります。このことから、ご主人の健康維持と病気予防のためにと1大決心をして、勧められている腰椎後方固定術を受けては如何かと存じます。
手術直後は手術の傷や切開に伴う炎症のため仰向け寝が困難になりますが、やがて痛みは薄らぎます。受け持ちの先生に仰向け寝が必要なので手術時に配慮して戴くようにお願いするなど、ご主人の健康維持と手術後の快適さを求めて主治医の先生によく御話し下さい。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai