骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
1年半程前に左足ひざが痛み半年ほど注射に通いました。その最後の時点で レントゲンに半月板が針で書いたように薄く写っていて、半月板が硬くなっていると言われました。今年になり右のひざが痛くなりレントゲンの結果石灰化していると言われ、全体が薄く写っていました。1年でこんなに早く進行するのでしょうか?(70歳女性)
答え
変形性ひざ関節症は年齢とともに生じるひざ関節の変化で、骨そのものの変形やクッションである軟骨のすり減りや半月板の変性が起こり、多くの場合両方のひざに同じように生じます。また、半月板の石灰化は半月板にカルシウムが沈着することで、半月板の変性の1つと言われています。したがって、左のひざに生じた痛みと半月板の石灰化が1年ほどの経過で右のひざに見られることは決して稀な事ではありません。しかし、変形性ひざ関節症の進行は一般的に緩やかで、さらに年齢や性別、体重、ひざの形、脚の筋力、活動性など多くの因子によって左右されますから、短期間に反対のひざに症状が出たからと言って大きく心配する必要はありません。主治医の先生に良く診てもらいながら適切な治療と経過観察を行う事が大切です。
( 監修 / 大森 豪先生 : 新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科 教授 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai