骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
56才主婦です。以前、左ひざの半月板損傷のため整形外科で治療し良くなりました。最近、右ひざが歩くときに痛みがあり、ひざの骨がぐりぐりするような感覚が気持ち悪いです。
答え
半月板は軟骨と共にひざの大切なクッションであり、ひざにかかる様々な負荷を吸収する役目を果たしています。しかし、半月板や軟骨は年齢と共に少しずつすり減り(摩耗変性)、やがて曲げ伸ばしや立ち座り、歩行時や階段の昇降時にひざの痛みや違和感を生じるようになります。このような状態は変形性ひざ関節症と言われ、50歳以降の男女で発症が増加します。相談された方は56歳の女性であり、過去に半月板損傷で治療を受けています。今回の症状は1回良くなったひざに改めて出現した症状ですので、昔の半月板損傷だけが原因とは言えないと思います。恐らく、以前の半月板損傷の状況に年齢としての自然の変化が加わって生じたと考えられます。現在のひざの状態を評価することが大切ですので、骨と関節の専門医である整形外科医を受診することをお勧めします。
( 監修 / 大森 豪先生 : 新潟医療福祉大学健康科学部健康スポーツ学科 教授 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai