骨粗鬆症

子供の骨を守る -5-

縄とびも立派な運動

しっかりした骨づくりには「運動」もかかせません。
中・高校生時に運動部にいた人とそうでない人では、骨密度に大きな差がありますし、さらに高校卒業後にも運動を続けた人はそうでない人と比べ骨密度で10%も高く、歳をとってからの骨の年齢にして5~10年もの差が生じています。
成長期の運動がいかに大切か一目瞭然ですが、さまざまな運動のなかでも、バスケットボールやバレーボールなど重力を利用して垂直方向に動く運動が骨密度を高めるためにより効果的です。こういった面から、もっとも手軽で簡単な運動は縄とび……おおげさな道具もいらず、いつでもどこでもできる、すぐれものです。

骨のなかでも腰椎の骨密度は16~18歳で最大になり、それから45歳くらいまでほぼ横ばいを続けます。ところが大腿骨頸部は腰椎と異なり20歳を過ぎると、だらだらと下がってしまいます。その原因として成人になると運動量が減ることがあげられています。高校卒業後も運動を続けている人は、なんとか大腿骨の骨密度を維持しているのです。
高齢者の骨粗鬆症においても最大の問題は大腿骨頸部の骨折。子どもの頃から適度な運動をする習慣を持つということが最高の予防法といえます。



中・高校生の運動歴と骨密度
12~18歳での運動歴が、その後の骨量により強く影響することが判明しました。
中・高校生の運動歴と骨密度

(広田孝子他:臨床栄養, 81:768, 1992)問診票より、週1回2時間以上を「運動歴あり」とした

(Fujita Yetal, Calcif Tissuelnt, 64:107, 1999)

( 監修/時田章史先生:時田げんきクリニック )

協力:暮しの手帖社, 後援:日本骨粗鬆症学会 C yutakanahone-suishin-iinkai