骨粗鬆症

加齢によって骨は減ります。

骨は20~30歳代でもっとも丈夫(最大骨量)になりますが、残念ながら、その後、年齢とともに弱くなって(骨量が減って)いきます。ではなぜ、骨量が減っていくのでしょうか?女性の場合、女性ホルモンであるエストロゲンが骨の新陳代謝に大きくかかわっているため、更年期を迎えてエストロゲンの分泌が衰えると、骨量も減少してしまいます。さらに加齢とともに、骨をつくる細胞の働きが弱まったり、骨に刺激を与える運動の量が減ったりすることが骨量減少の主な理由です。その他にも食事量の減少や消化吸収能力の衰えにより、腸から吸収されるカルシウム量が減ることも重要です。また、カルシウムの吸収を助けるホルモンである活性型ビタミンDの産生が減少することもカルシウムの吸収低下の一因です。加齢とともに起こるこうしたからだの機能の変化はやむをえないことですが、カルシウムの多い食品を摂ったり、カルシウム吸収を助けるビタミンDの摂取を心掛けるなどして、できるだけ骨量の減少をおさえましょう。

(監修/赤津拓彦先生:防衛医科大学校総合臨床部講師)
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai