痛み止めの薬のうち麻薬や麻薬に似た薬、麻酔剤以外の鎮痛薬のことをいいます。上に記述した10品目の成分はごく一部を示しているだけで、この数倍の種類の非ステロイド剤があり、製品名についてはおのおのの種類の薬の数に10倍、20倍した数があります。
いずれもステロイド剤と同等かやや劣る痛み止めの作用に加えて腫れや赤みを抑えるといった炎症止めの作用を持っていますが、効果の点でステロイド剤ほどではないことから非ステロイド性抗炎症剤、非ス剤などといわれています。
かつて多くの製品を化学構造式で分類していましたが、使い勝手の面から、作用時間の長さからの分類、経口・外用など投与方法の違いからの分類などが行なわれています。
1回投与するすると血液中に1日間以上残って作用する長時間作用型の非ステロイド剤として、テノキシカム、オキサプロジン、ピロキシカムなどがあり、半日〜1日間血液中に残っている中間型の薬としてフェンブフェン、ナプロキセン、ジフルニサルなどがあります。
非ステロイド剤を投与しているうちに変形性膝関節症や肩関節周囲炎の症状が消失して、2度と再燃することなく完治させたかと思わせることもありますが、多くの場合は一時的に炎症や痛みを除いて生活しやすいように助けることを目的として処方されるものです。従って、年余にわたって非ステロイド剤を処方されている場合、内服量を減らす努力、ほかに根本的に治す方法があればその方法に変える勇気などを持つ必要があります。
これは経口剤・坐剤についてであり、外用剤については皮膚への副作用がない限り、長期間使用によっても体に著しい合併症や副作用をもたらすことはありません。 |